フランチャイズ本部構築 2/4

フランチャイズ・ビジネス成功の条件

フランチャイズ・ビジネスを成功させる要件はたくさんありますが、先ず本部構築にとりかかる前に次の5つのポイントを確認する必要があります。
この「成功の5要件」のひとつでも欠けているとすれば、フランチャイズ・ビジネスへの参入は再考したほうがよいでしょう。

1. コンセプトは明確か? 事業のコンセプトはもちろん、顧客に何を提供して顧客の何を満足させるのか、そして事業が発展することで何がしたいのか、経営理念や経営ビジョンがしっかりしていますか?
困難な局面に立たされた時に、経営者の軸がぶれては危機を乗り越えられません。ビジョンやコンセプトは、いわば大海原の北極星なのです。
2. 高収益モデルか? 単一事業として営業利益率は20%以上あるでしょうか?
加盟者から5%程度のロイヤリティを徴収すると考えた場合、そのあとに10%以上の営業利益が残っていなければ、なかなか加盟希望者の触手も伸びないでしょう。高収益であることは絶対条件です。
3. 標準化できるか? 高収益性を実証するには、複数店舗での再現性を検証する必要があります。これには同一コンセプトで運営される複数の店舗があって、同じように収益を上げていることが必要となります。
少なくとも3店舗が2年程度は営業を行っている、という状態があることで、ノウハウやオペレーションの標準化が確認され、成功再現の妥当性が高まるのです。
4. システム化できるか? そのビジネスはフランチャイズ・パッケージとしてシステム化できますか?
システム化するとは、マニュアル、研修、スーパーバイジングなどによって、本部が定めるれ品質レベルを維持し続ける仕組みを作る、ということです。環境変化や属人的要素、経験則によりオペレーションが左右される仕組みはフランチャイズには不向きです。
5. 模倣困難性はあるか? 標準化、システム化できるパッケージであっても、誰にでも真似できるビジネスモデルでは意味がありません。
ノウハウの一部を秘匿して模倣困難性を維持することも、フランチャイズパッケージには必要となります。また、常に業態開発をして新たな模倣困難性を創造してゆくことも大切な観点です。

フランチャイズ本部構築のステップ

フランチャイズの本部を構築するには、次のようなステップを踏みます。

1. コンセプトを明確にしてプロトタイプを開発します。
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2. プロトタイプの収益性を十分に高めてから
3店舗程度に直営店を展開します。
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3. 3店舗とも軌道に載ったら
ノウハウの標準化やマニュアル化を行います。
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4. 研修やスーパーバイジングをシステム化
本部としての中長期事業計画を作成します。
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5. フランチャイズ契約書や法定開示書面などの
法的な書面を整備します。

そのあとは、事業説明会や
加盟店開発などの活動が行われます。
フランチャイズ本部構築のイメージ図

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